「嫉妬」というのはとても不思議なもので、嫉妬深い人と付き合っていると疲れてしまうけれど、全く嫉妬されないと、それはそれで不安になるものです。
嫉妬は、恋愛関係において、スパイス的に働くこともあり愛情を再確認できることもあります。
「嫉妬は愛情の裏返し」といったりもしますが、嫉妬は愛情のバロメーターになるのでしょうか。嫉妬深ければ愛情も深いということなのでしょうか?
私は違うと思います。嫉妬は、独占欲の表れであり、相手への「不信」であり、自分の自信のなさの表れです。
相手が、とても嫉妬深いのであれば、それはあなたに対する独占欲や束縛欲が強いということです。同時に、あなたのことを信用しきれていないことでもあります。
嫉妬のない恋愛というのはある?
では、逆に嫉妬を全く感じさせない相手というのはどうなのでしょうか。
あまりにも嫉妬してくれない人というのも、「私のことを本当に好きでいてくれているの?」と疑いたくなりますよね。
嫉妬しないという人は、本当に嫉妬心を感じていないか、感じていてもそれを表現しない人かのどちらかです。
後者である場合、それを見極めるのは難しいですが、よく観察していると嫉妬心の片鱗を垣間見せることがあります。
ただし、当人は嫉妬していることを絶対に相手に知られたくないと思っているので、注意が必要です。
嫉妬は相手と自分が同等だと思っているときに生じる
「嫉妬」というのは相手が自分と同等だと思っているときにしか感じないものだということです。
例えば、(今時あまりいないのかも知れませんが)深窓の令嬢がどんなに裕福で恵まれた暮らしをしていても、彼女に対して嫉妬心を抱く人というのはほぼいません。それは、自分とは別世界の人間だと感じているからです。
もし、相手があなたにまったく嫉妬しない人であるなら、彼(彼女)は、あなたのことを別世界の人のように、自分とは完全に不釣り合いなほど特別な人だと思っているから、嫉妬心を感じないのかもしれません。
