男女の会話の中で、「ベッドの中での会話は信じてはいけない」とよく言われます。
これは、男性も女性も同じよう言われますが、そもそもベッドの中で交わされる会話は、どうしてそんなに信用できない会話になってしまうのでしょうか。
ベッドではお互いに本音が出る?
ベッドの中に二人でいるということは、すでに深い関係にあるということです。
しかも、何も身につけていない状況が多いはず。とてもプライベートな状況です。
まわりには第三者がいることもなく、二人きりという状態が通常でしょう。
そのため、本音が出やすい、話しにくいことも話しやすい状況です。
ですから、恋愛関係において決定的な話題もしやすくなるということでしょう。
誰も聞いていないので、適当なことも言える状況でもあります。
甘い言葉をささやきたくなる心理
ベッドの中では、行為の前であろうと後であろうと、甘い言葉をささやきたくなるのが、普通の人の心理のようです。
普段は言わないような甘いセリフや、相手を酔わせるための文句のひとつも言いたくなるというものです。相手に、うれしいことをささやかれたら、ついこちらも相手を喜ばせるようなことを言いたくなりますよね。
快楽の代償として相手を喜ばせたい心理
人は、潜在的にギブアンドテイクのバランスをとりたくなるものです。
ベッドで快楽を味わったら、その代償として相手を喜ばせてあげたいと思うもの。
もしくは、「次」の関係をつなげるために、嘘であっても甘い言葉のプレゼントをしたくなるのかも知れません。
満足をもらった「お返し」に、相手が欲しがっている言葉を与える人もいるのです。
ベッドでの会話は酒に酔った勢いと同じ
大人の男女の場合「ベッドでの会話は信用できない」というのが、人類共通の常識だと思っている人もいます。例えば、お酒に酔っていってしまった言葉なら、「酒の勢いだから・・・」で見逃してもらえることが多いでしょう。
ベッドでの会話も同じ。「あれは、ほら、ベッドの中で勢いあまってつい言っちゃった言葉だから・・・」と言い出したら、「そんな言葉信用するなよ、いい大人なんだから」という心理が隠されています。
つまり、お酒に酔った時と同じで、寝間の会話は「単なる勢い」だとお互いにわかっているだろうという甘えがあるから、勝手なセリフが言えるわけですね。