結婚生活

夫婦が守るべきものの優先順位 愛の順番は?

夫婦として家庭を築いていくにあたって、大切にしているものはありますか?
結婚したばかりの頃は相手が好きという気持ちだけで大変なことも何とか乗り切ることができたでしょう。
月日が経つにつれ、「好き」だけではやっていけなくなってしまいます。
人間関係や家庭のことなど、うまくやっていくためにはたくさんの努力が必要です。
このような現実的な問題を解決するために、夫婦はある優先順位を決めなければなりません。
ここでは、それを実現するために夫婦が持つべき優先順位についてお話します。

「生活」は絶対に守るべきもの

生きていくための活動と書いて「生活」。これは夫婦じゃなくても、絶対に守るべきもののひとつです。
食べるものや着るもの、住む場所といった衣食住は夫婦として絶対に守らなければしなければいけません。
この土台がしっかりしていないと、子供や仕事にまで影響を及ぼしてしまいます。
最低限、何があっても生活だけは守る。それが、夫婦がお互いに守るべき義務です。

「子供」は優先するべきもの

夫婦に子供がいる場合、常に自分たちのことより子どもを優先させるべきです。
特別な事情を除いて自分たちよりも長生きして、将来を背負っていく存在だからです。
基本的な生活必需品を確保することは重要ですが、それ以外に経済的、精神的な支援を惜しまず子供の成長を育むことが最も重要です。
そうすることで、子供の成長だけでなく、より社会のためにもつながるのです。
親は常に子供を第一に考えなければなりません。
子供を見守り、育てることは、親の義務です。

「仕事」と「人間関係」は同列

多くの家庭は、夫は仕事、妻は専業主婦やパートタイムであることが多いかと思います。
夫には夫の仕事があり、妻には妻の家庭の仕事があり、さらにそれぞれの人間関係を構築されていきます。
仕事も人間関係も快適に生活していくためには必要なものです。
この2つの要素は互いに補い合い、生活を守り、子供を優先したら、それぞれの職業で前進し、人間関係の充実を図るために必要な要素なのです。
これは、社会の一員としての基本的な責任と義務です。

「愛」は無くてもやっていける!?

最後に来るのは、なんと「愛」です。
ここで言う愛とは、夫婦間の愛…つまり、恋愛感情を指します。
厳しいことを言うようですが、結婚して相手への愛情がなくなっても、家庭を営むことは可能なのです。
「仮面夫婦」と言って社会に出ると仲の良い夫婦を演じますが、実際家庭内ではひと言も会話のない夫婦もいます。
そう、夫婦に「愛」がなくてもやっていけてしまうのが、現実なのです…。

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優先順位のピラミッド

夫婦が守るべき順序を説明しましたが、これをピラミッドに見立てると理解しやすいと思います。
「生活」を土台に、「子ども」「仕事」「人間関係」と続き、「愛」が頂点になる構造です。
ピラミッドの土台がしっかりしていないと、頂上には登れない。
夫婦は愛情がなくても生きていけると説明しましたが、逆に、長い間一緒にいて、お互いを愛している夫婦は、生活も子供も仕事も人間関係も、愛とは別に充実していると言えるでしょう。
家庭を営むには優先順位をつけることが必要です。
しかし、愛が失われつつあることを悲観するのではなく、愛とは別の枠組みを形成できるようになってほしいと思います。