「妻が夜の生活に応じてくれない…」そんな悩みを抱え、一人で悶々としていませんか?実は、セックスレスに悩む夫婦は49%にも上り、その多くが「どうしていいかわからない」と感じています。拒絶されるのは辛いし、男としての自信も失いかけますよね。
わかります、その気持ち。この記事では、多くの夫婦を見てきた経験から、男性側からできる具体的なアプローチを5つ、本当に効果があったものだけを厳選してお伝えします。
読み終わる頃には、妻の心を開くための具体的な第一歩が見え、「もう一度、夫婦として向き合ってみよう」と思えるはずです。
妻が応じてくれない本当の理由、考えたことありますか

「なぜ妻は応じてくれないんだろう?」と、その理由を妻の愛情が冷めたせいだと決めつけていませんか。実は、男性が思っている以上に、女性の心と体は繊細で複雑なんです。
そこには、男性側からは見えにくい、いくつかの深い理由が隠されていることが多いのです。私自身の経験や、多くのご夫婦の相談に乗ってきた中で見えてきたのは、決してあなたへの愛情がなくなったわけではない、ということ。
まずはその原因を正しく理解することが、解決への最初の、そして最も大事な一歩になります。一緒に、その理由を紐解いていきましょう。
出産や育児で変わる、妻の身体について知っておきたいこと
特に、お子さんが生まれてから関係が変わったと感じるなら、まず考えるべきは妻の身体的な変化です。これは気合や気持ちの問題ではなく、ホルモンの影響や物理的な疲労が大きく関わっています。
妻の身体的な負担
- ホルモンバランス
- 慢性的な睡眠不足
- 育児による疲労
これらの要因が重なると、女性は性的な欲求を感じにくくなります。これは愛情の有無とは全く別の話。
まずは「妻は今、大変な時期なんだ」と理解し、身体を気遣う視点を持つことが何よりも大切なんです。
産後のホルモンバランスの大きな波
出産は、女性の体に大きな変化をもたらします。特にホルモンバランスはジェットコースターのように乱高下し、これが出産後の心身に大きな影響を与えるんです。
性欲を司るホルモンが減少し、代わりに母性を促すホルモンが活発になります。これは生物として自然なこと。
この時期に性欲が減退するのは、妻のわがままやあなたへの拒絶ではなく、身体の正常な反応だと理解してあげてください。
育児による極度の疲労と睡眠不足
24時間体制の育児は、想像を絶する重労働です。夜中の授乳やおむつ替えで睡眠は細切れになり、慢性的な寝不足状態が続きます。
人間は、睡眠不足の状態では生命維持に必要な欲求が優先され、性欲のような二次的な欲求は後回しになります。妻が求めているのは、セックスよりもまず「5分でもいいから一人で静かに眠る時間」なのかもしれません。
その疲れを理解しようとすることが、第一歩です。
日々の小さなすれ違いが、心の壁を作っていた話
身体的な問題だけでなく、心の距離も大きな原因になります。日々のコミュニケーションの中で、知らず知らずのうちに妻を傷つけたり、不満を溜めさせてしまっていることはありませんか。
心の距離を生む言動
- 感謝の言葉不足
- 話を聞かない態度
- 家事育児の非協力
女性は、精神的なつながりや安心感をとても大切にします。日々の生活で「大切にされていない」と感じると、心を閉ざしてしまい、身体の関係を持つ気分にはなれなくなってしまうのです。
セックスは、コミュニケーションの延長線上にあることを忘れてはいけません。
「当たり前」が増えて、感謝の言葉が減っていませんか
結婚生活が長くなると、妻がしてくれる家事や育児を「当たり前」だと感じてしまいがちです。でも、妻にとっては毎日の努力の積み重ね。
「ありがとう」の一言がないだけで、「私の頑張りは認められていないんだ」と孤独感を深めてしまいます。
食事が出てきたら「ありがとう、美味しそうだね」。子供の面倒を見てくれていたら「いつもありがとう、助かるよ」。
その一言があるだけで、妻の心は温かくなり、あなたへの信頼感が育っていくのです。
スマホを見ながらの「うんうん」、実は何も聞いていない
妻が今日あった出来事を話しているとき、スマホをいじりながら、あるいはテレビを見ながら生返事をしていませんか。男性は結論を急ぎがちですが、女性はただ話を聞いて、気持ちに共感してほしいだけ、という場合が多いんです。
「大変だったね」「そうだったんだ」と、目を見て相槌を打つ。たったそれだけで、妻は「私のことを気にかけてくれている」と感じ、心の距離がぐっと縮まります。
コミュニケーションの質が、夜の関係にも直結していることを意識してみてください。
いつの間にか「夫」から「お父さん」になっていませんか
子どもが生まれると、夫婦の関係性は大きく変わります。「恋人」から「夫婦」へ、そして「父親」と「母親」へ。
この役割の変化が、男女の関係を薄れさせてしまうことがあります。
妻があなたを「異性」としてではなく、「子どもの父親」「家族の同居人」としてしか見られなくなってしまう。これは、セックスレスの根深い原因の一つです。
あなた自身も、妻を「母親」として見てしまっている部分はないでしょうか。この関係性の変化に気づき、意識的に修正していく必要があります。
生活を回す「戦友」になってしまった二人
特に共働きで子育てをしていると、夫婦はまるで「戦友」のようになります。朝から晩まで、家事、育児、仕事のタスクを分担し、効率よくこなすことばかりに目が行きがちです。
もちろん、協力体制は素晴らしいことです。しかし、その中で男女としての会話やスキンシップが失われ、「ただのチームメイト」になってしまうと、そこに性的な緊張感が生まれる余地はなくなってしまいます。
効率や役割分担だけでなく、二人の関係性そのものに目を向ける時間が必要です。
異性として見られなくなる、その瞬間とは
例えば、休日に一日中ヨレヨレのスウェットで過ごしたり、無頓着な言動を繰り返したり。そんな姿を見て、妻はあなたを「男性」として意識できなくなっているかもしれません。
逆に、あなたが妻に対して「もう母親なんだから」というような目で見ていませんか。お互いを異性として尊重し、意識する努力を怠った瞬間から、関係は少しずつ「家族」という名の同居人に変わっていってしまうのです。
一度、お互いを男女として見つめ直すことが、解消への糸口になるかもしれません。
良かれと思ってやったのに、実は逆効果だったアプローチ

セックスレスを解消したいという焦りから、ついやってしまいがちな行動があります。しかし、そのアプローチが、実は妻の心をさらに閉ざさせ、問題を深刻化させているケースが少なくありません。
良かれと思って取った行動が、なぜ逆効果になってしまうのか。ここでは、男性が陥りやすい3つのNGアプローチについて、具体的な理由とともに見ていきたいと思います。
もし心当たりがあれば、今日からその行動を見直すことが、関係改善への近道です。
自分の気持ちばかりを押し付けて、後悔した経験
「なんで応じてくれないんだ!」と、自分の欲求や寂しさをストレートにぶつけてしまう。これは最もやってはいけないアプローチの一つです。
欲求の押し付け
- タイミングの無視
- 感情的な物言い
- 拒絶への不満
妻にも、その日の体調や気分があります。それを無視して自分の欲求だけを押し付けられると、妻は「私はあなたの欲求を満たすための道具なの?」と感じてしまいます。
これでは、愛情どころか、むしろ嫌悪感を抱かせてしまうことになりかねません。
妻が疲れているタイミングで誘っていませんか
子どもを寝かしつけ、ようやく一息ついた夜。心身ともに疲れ果てている妻に、いきなり性的なアプローチをしていませんか。
そのタイミングは、あなたにとってはムードがある時間かもしれませんが、妻にとっては「やっと解放されたい時間」なのです。
妻の状況を全く考えないアプローチは、「自己中心的」という印象しか与えません。誘う前に、「今日は疲れてない?」「大丈夫?」と一言気遣うだけでも、受け取られ方は全く違ってくるはずです。
断られた後に、感情的になってしまうのは最悪手
誘いを断られた時、傷つく気持ちはわかります。しかし、そこで不機嫌になったり、怒りをぶつけたりするのは最悪の対応です。
そんな態度を取られると、妻は「断ると面倒なことになる」と感じ、あなたと関わること自体を避けるようになります。ますます会話は減り、心の距離は広がるばかり。
断られた時こそ冷静に、「そっか、疲れてるよね。ごめんね」と理解を示す姿勢が、次のチャンスに繋がるのです。
「察してよ」という態度は、なぜ伝わらないのか
直接的に欲求を伝えるのがダメなら、と間接的なアプローチに切り替える方もいます。しかし、不機嫌な態度で「俺は不満なんだ」とアピールするのも、実は逆効果なんです。
このような「察してちゃん」アピールは、妻にとって大きなストレスになります。なぜ不機嫌なのか理由も言われず、重たい空気に耐えなければならない。
これでは、セックスどころか、同じ空間にいることすら苦痛になってしまいます。男性と女性では、コミュニケーションの取り方が根本的に違うことを理解する必要があります。
不機嫌オーラは、ただの迷惑行為だと気づく
ため息をついたり、物に当たったり、口をきかなくなったり。あなたが「不満がある」というサインのつもりでやっている行動は、妻から見ればただの「迷惑行為」でしかありません。
妻はあなたの心を読む超能力者ではないのです。「何か言いたいことがあるなら、はっきり言ってほしい」というのが本音。
不機嫌な態度で相手をコントロールしようとするのは、幼稚で卑怯なやり方だと受け取られ、軽蔑されてしまう可能性すらあります。
女性は言葉にしてほしい、ということを理解する
一般的に、男性は「言わなくてもわかるだろう」と考えがちですが、女性は「言葉にして伝えてほしい」と願う生き物です。
寂しいなら「寂しい」、もっと触れ合いたいなら「触れ合いたい」。もちろん、感情的にではなく、冷静に、自分の気持ち(Iメッセージ)として伝えることが大切です。
遠回しなアピールで相手を疲れさせるより、勇気を出して言葉で伝えた方が、よほど建設的な関係を築けます。
見て見ぬふりが、一番関係を悪化させると思った理由
そして、最もやってはいけないのが「何もしない」ことです。傷つくのが怖くて、あるいは面倒で、セックスレスという問題そのものから目をそむけてしまう。
これは、静かに関係を蝕んでいく、最も危険な選択です。
問題の放置が招くこと
- 妻の失望
- 関係の固定化
- 修復の困難化
何もしなければ、状況は良くなるどころか、確実に悪化していきます。妻は「この人はもう、夫婦関係を改善する気がないんだ」と諦めてしまい、心のシャッターを完全に下ろしてしまいます。
そうなってからでは、関係の修復は非常に困難になります。
問題から逃げる夫への、静かな失望
あなたが問題から目をそらしている間、妻も同じように悩んでいるかもしれません。もしかしたら、妻のほうも「どうにかしたい」と思っているのに、あなたが一向に向き合ってくれないことに、静かに失望している可能性があります。
夫婦の問題から逃げる態度は、「あなたとの関係を大切に思っていない」という無言のメッセージとして伝わります。これは、どんなきつい言葉よりも、妻の心を深く傷つける行為なのです。
「何もしない」は、最大の拒絶メッセージになる
セックスレスというデリケートな問題に対して、何のアクションも起こさない。これは、妻からすると「あなたは私にもう興味がないのね」という、最大の拒絶と受け取られかねません。
たとえ不器用でも、間違っていても、関係を良くしようと行動してくれる方が、何もしないよりずっとマシです。何もしないことは、関係改善の可能性を自らゼロにしてしまう行為だと、肝に銘じるべきです。
今日からできる、妻の心を開くための5つのステップ

さて、ここまではセックスレスの原因やNG行動について見てきました。では、具体的に何をすればいいのでしょうか。
大切なのは、いきなりセックスを求めるのではなく、まず妻の心を開き、信頼関係を再構築することです。焦りは禁物。
一つひとつ、丁寧にステップを踏んでいくことが、結果的に一番の近道になります。ここでは、私がカウンセリングなどでお伝えしている、今日からすぐに実践できる5つの具体的なアプローチを紹介します。
ぜひ、できることから試してみてください。
アプローチ1:まずは「ありがとう」から、言葉で伝えることの大切さ
全ての基本は、日々のコミュニケーションにあります。特に、感謝やねぎらいの言葉は、乾いた心に潤いを与える魔法の言葉です。
伝えるべき言葉
- ありがとう
- お疲れ様
- 助かるよ
「言わなくてもわかっているだろう」は男性の勝手な思い込み。妻は、あなたが自分の頑張りを見て、認めてくれていることを言葉で確認したいのです。
これを毎日続けるだけで、家庭の空気は驚くほど変わります。
日常の些細なことに「ありがとう」を添える
朝、コーヒーを淹れてくれたら「ありがとう」。洗濯物を取り込んでくれたら「ありがとう」。
最初は照れくさいかもしれませんが、意識して口に出してみてください。
ポイントは、何か特別なことをしてくれた時だけでなく、日常の当たり前に見えることに対して感謝を伝えることです。それが「あなたの存在そのものに感謝している」というメッセージになり、妻の自己肯定感を高め、あなたへの信頼を深めることに繋がります。
帰宅した時の「お疲れ様」、その一言が持つ力
あなたが仕事から帰ってきた時、妻に「ただいま」と言うだけでなく、「今日も一日お疲れ様」と声をかけてみてください。専業主婦であれ、共働きであれ、妻も家事や育児という「仕事」を一日中頑張っているのです。
その労をねぎらう一言があるだけで、妻は「私の大変さをわかってくれている」と心から安らぎを感じます。お互いの頑張りを認め合う文化が、夫婦の絆を強くし、温かい関係性の土台となるのです。
アプローチ2:セックスをゴールにしない、ふとした瞬間の触れ合いを増やしてみて
セックスレスの夫婦に共通しているのは、セックス以外のスキンシップも極端に少ないことです。いきなり性的な関係を求めるのではなく、まずは日常的な触れ合いから始めてみましょう。
目的のないスキンシップ
- 手をつなぐ
- 肩を揉む
- 軽くハグをする
ここでのポイントは、「その先にセックスを期待しない」こと。下心が見えると、妻は警戒してしまいます。
あくまでも愛情表現の一環として、純粋な気持ちで触れることが大切。安心できるスキンシップを重ねることで、妻の身体的な警戒心が少しずつ解けていきます。
リビングですれ違う時に、そっと肩に触れる
大げさなことをする必要はありません。例えば、リビングですれ違う時に、そっと肩に手を置く。
テレビを見ている時に、隣に座って膝に軽く触れる。
そんな何気ない、ほんの数秒の触れ合いが、「あなたのことを気にかけているよ」というサインになります。最初は驚かれるかもしれませんが、続けていくうちに、それが二人にとって自然なことになっていくはずです。
まずは、触れることへの抵抗感をなくすことから始めましょう。
「お疲れ様」と、優しく肩を揉んであげる
妻が疲れた顔をしていたら、「お疲れ様」と言いながら、優しく肩を揉んであげるのは非常に効果的です。これは、ねぎらいの言葉と身体的なケアがセットになった、最高のコミュニケーションです。
マッサージそのものの上手い下手は関係ありません。「あなたの体を気遣っていますよ」という気持ちが伝わることが何よりも重要。
この優しさが、妻の心を温め、あなたへの信頼感を回復させるきっかけになることは間違いありません。
アプローチ3:「手伝う」意識を捨てて、「一緒にやる」パートナーになるには
家事や育児に対するスタンスも、妻の気持ちに大きな影響を与えます。「手伝ってやっている」という意識は、妻をイライラさせるだけ。
家庭は二人のもの、家事も育児も二人でやるのが当たり前、という当事者意識を持つことが不可欠です。
当事者意識の持ち方
- 指示待ちをやめる
- 名もなき家事を知る
- 自分のことは自分で
あなたが家事・育児の本当のパートナーになることで、妻はあなたを「戦友」ではなく、人生を共に歩む「パートナー」として再認識します。この信頼関係こそが、夫婦関係の全ての土台となります。
「何かやることある?」ではなく、自分で見つけて動く
「何か手伝おうか?」という言葉は、一見優しく聞こえますが、裏を返せば「家事の管理責任者は妻で、自分は指示待ちの下請けです」と宣言しているようなものです。
そうではなく、食事が終わったら何も言わずに食器を洗う、ゴミが溜まっていたら自分からゴミ出しに行く、トイレットペーパーがなければ補充する。自分で状況を判断し、主体的に動く姿を見せることで、妻は初めてあなたを対等なパートナーとして認めてくれるのです。
「名もなき家事」の存在に気づいていますか
シャンプーを詰め替える、子どもの提出物にサインする、献立を考える。これらは「名もなき家事」と呼ばれ、日々の生活の中に無数に存在します。
妻は常にこうした細かいタスクに追われているのです。
こうした見えにくい家事に気づき、先回りしてやってあげること。「あ、シャンプー詰め替えといたよ」その一言が、妻にとってはどんな高価なプレゼントよりも嬉しいものかもしれません。
妻の負担を本気で理解しようとする姿勢が、心を動かします。
アプローチ4:もう一度「男性」として見てもらうために、意識したいこと
関係性が「父親」と「母親」に固定化してしまったなら、もう一度あなたを「一人の男性」として意識してもらう努力も必要です。これは外見だけの話ではありません。
内面からにじみ出る魅力も大切です。
家族だからといって、身だしなみに気を遣わなくなっていませんか。あるいは、家庭の中での会話が子どものことばかりになっていませんか。
少しだけ意識を変えることで、妻のあなたを見る目が変わる可能性があります。恋人時代、妻はあなたのどんなところに惹かれたのか、思い出してみるのも良いかもしれません。
まずは清潔感から、大人の男の身だしなみ
高価な服を着る必要はありません。大切なのは清潔感です。
伸びっぱなしの鼻毛や爪、ヨレヨレの部屋着、不快な体臭。これらは異性としての魅力を一瞬で消し去ってしまいます。
定期的に髪を切り、髭を整え、清潔な服装を心がける。当たり前のことですが、慣れの中で忘れがちです。
妻に「素敵だな」と思ってもらえるよう、まずは基本的な身だしなみから見直してみましょう。その変化に、妻はきっと気づいてくれます。
仕事や趣味に打ち込む姿は、今でも魅力的
家庭の外で、何かに一生懸命打ち込んでいる男性の姿は、妻にとって魅力的に映るものです。仕事に情熱を注ぐ姿、趣味に没頭している姿。
そんな姿を見ることで、妻は「私の夫は、ただのお父さんじゃないんだ」と再認識します。
家でゴロゴロしているだけでなく、自分自身の世界を持ち、輝いていること。それが結果的に、夫としての、そして一人の男性としての価値を高めることに繋がります。
妻に依存するのではなく、自立した魅力的な個人であることが大切です。
アプローチ5:「恋人」に戻るための夫婦二人の時間、どう作るか
最後の仕上げは、意識的に「夫婦二人きりの時間」を作ることです。「父親」と「母親」という役割から一時的に解放され、「男」と「女」に戻る時間。
これが、関係性をリセットする上で非常に効果的です。
二人の時間の作り方
- 子どもを預ける
- 短時間でもデート
- 共通の趣味を持つ
最初は少し気恥ずかしいかもしれませんが、この非日常的な時間が、二人の間に新鮮な空気とときめきを取り戻してくれます。子どもの話は一旦忘れて、恋人時代のように、お互いのことだけを話す時間を持ってみてください。
たまには子供を預けて、二人きりで食事に出かける
月に一度でも、数ヶ月に一度でも構いません。両親やベビーシッターにお願いして、子どもを預け、二人きりで少しお洒落をして食事に出かけてみましょう。
普段は行けないようなレストランで、ゆっくりと会話を楽しむ。それだけで、いつもの「パパ」「ママ」の顔から、一人の男性と女性の顔に戻ることができます。
この特別な時間が、二人の関係にとってどれほど大切なものか、きっと実感できるはずです。
共通の趣味や目標を見つけて、一緒に楽しむ
何か二人で一緒に楽しめることを見つけるのも、素晴らしい方法です。例えば、一緒にウォーキングを始めたり、同じ映画やドラマを見て感想を語り合ったり、共通の目標(旅行の計画など)を立てたり。
家事や育児といった「タスク」の共有だけでなく、楽しみや喜びを共有することで、二人の間には新たな絆が生まれます。同じ方向を向いて笑い合える時間が増えれば、自然と心も体も寄り添いたくなるものです。
色々試してもダメだった時に、考えたい次の選択肢
ここまで紹介した5つのアプローチを試しても、すぐには状況が改善しないこともあるかもしれません。長年積み重なった問題は、解決にも時間がかかるものです。
大切なのは、そこで諦めてしまうのではなく、次のステップに進む勇気を持つこと。一人で、あるいは二人だけで抱え込まず、新たな視点を取り入れることで、思わぬ突破口が見つかることもあります。
ここでは、関係改善が停滞してしまった時に考えたい、3つの選択肢についてお話しします。
勇気を出して聞いてみる「私たちは、これからどうしたい?」
様々なアプローチを試した上で、それでも壁を感じるなら、一度真正面から話し合う時間を持つことが必要かもしれません。これは詰問や非難の場ではなく、お互いの未来について冷静に話し合うための対話です。
感情的にならず、「自分はこう思っているんだけど、君はどう感じている?」「これから二人でどうしていきたい?」と、相手の気持ちを尊重しながら、自分の考えを正直に伝えます。この話し合いから逃げない姿勢そのものが、あなたの本気度を妻に伝える最後の切り札になるかもしれません。
話し合いの場を、穏やかにセッティングする方法
話し合いは、タイミングと場所がとても大切です。子どもが寝た後や、休日の落ち着いた時間を選び、「少し大事な話をしたいんだけど、時間いいかな?」と丁寧に切り出しましょう。
自宅だと感情的になりやすい場合は、カフェなど人目のある場所を選ぶのも一つの手です。目的は相手を言い負かすことではなく、お互いの本音を理解すること。
そのゴールを忘れずに、穏やかな対話を心がけてください。
相手を責めずに「自分の気持ち」を主語にして伝える
話し合いで絶対にやってはいけないのが、相手を責めることです。「君が応じてくれないから」というYOUメッセージではなく、「(僕は)寂しいと感じている」「(僕は)もっと君と触れ合いたいと思っている」というI(アイ)メッセージで伝えましょう。
自分の気持ちを主語にすることで、相手は防御的にならずに話を聞きやすくなります。あなたの素直な気持ちが伝われば、妻も自分の本音を話しやすくなるはずです。
これが、本当の意味での対話の始まりです。
二人だけで抱え込まず、専門家の力を借りるという方法
どうしても二人での話し合いがうまくいかない、あるいは感情的になってしまう。そんな時は、第三者の視点を取り入れることを検討してみてください。
特に、夫婦カウンセリングは有効な選択肢の一つです。
第三者に頼るメリット
- 冷静な対話ができる
- 客観的な視点を得る
- 専門的な助言
カウンセラーという中立的な専門家が間に入ることで、感情的なぶつかり合いを避け、建設的な話し合いがしやすくなります。自分たちでは気づけなかった問題の根本原因が見えてくることも少なくありません。
夫婦カウンセリングって、どんなことをするの?
夫婦カウンセリングは、決してどちらかが悪いと裁く場所ではありません。カウンセラーは、二人の話を公平に聞き、コミュニケーションが円滑に進むようにサポートしてくれます。
お互いが安心して本音を話せる環境を整え、すれ違いの原因となっている考え方やコミュニケーションの癖を一緒に見つけてくれます。専門家の助けを借りることは、決して恥ずかしいことではなく、関係を本気で改善したいという真剣な思いの表れです。
第三者がいることで生まれる、安心感と客観性
二人きりだと、どうしても過去の不満が噴出してしまったり、感情的になって話が進まなかったりすることがあります。しかし、第三者であるカウンセラーがいることで、冷静さを保ちやすくなります。
また、「自分の言い分は正しいはずだ」という思い込みから抜け出し、客観的な視点で自分たちの関係を見つめ直す良い機会にもなります。この客観性が、頑なになったお互いの心をほぐすきっかけになるのです。
焦りは禁物、長い目で関係を見直すために大切なこと
最後に、最も大切な心構えについてお伝えします。それは、「焦らないこと」です。
セックスレスは、長年の夫婦関係の結果として表れた「症状」のようなもの。その根本原因を解決するには、時間がかかって当然なのです。
長期的な視点
- 結果を急がない
- 信頼関係が最優先
- 自分自身も楽しむ
セックスすること自体をゴールにするのではなく、まずは「妻と笑い合える、信頼し合える関係を取り戻す」ことを目標に設定しましょう。その結果として、自然と身体の関係もついてくる、というくらいの長期的な視点を持つことが、心を軽くし、結果的に成功へと導きます。
セックスレスは「結果」であって「原因」ではない
この言葉を、ぜひ覚えておいてください。セックスレスになったのは、二人の間のコミュニケーション不足や信頼関係の揺らぎといった「原因」があったから。
その「結果」としてセックスレスという現象が起きているのです。
だから、アプローチすべきはセックスそのものではなく、その根本にある関係性の問題です。日々の感謝を伝え、スキンシップを増やし、家事育児を共にする。
こうした地道な積み重ねこそが、根本治療に繋がる唯一の道なのです。
まずは、最高のパートナーになることを目指す
セックスのことばかり考えていると、あなた自身も辛くなりますし、その焦りは妻にも伝わってしまいます。一度、その悩みは脇に置いて、「妻にとって最高の理解者であり、最高のパートナーになる」ことだけを目指してみませんか。
妻が心から笑顔でいられるようにサポートし、共に人生を歩む喜びを分かち合う。そんな理想のパートナーシップを築けた時、セックスレスという問題は、いつの間にか過去のものになっているかもしれません。
焦らず、一歩ずつ、信頼関係を再構築していきましょう。あなたの真摯な努力は、必ず妻の心に届くはずです。
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