「夫(妻)は私のことを、もう女(男)として見ていないのかもしれない…」パートナーとの間に、いつからか見えない壁ができてしまったと感じていませんか?実は、日本の夫婦の約半数がセックスレスというデータがあり、決してあなただけの特別な悩みではないんです。でも、離婚という選択肢が頭をよぎる一方で、関係を修復したい気持ちも捨てきれない。
その板挟みで、本当に辛いですよね。この記事では、そんなあなたの悩みに寄り添い、関係修復への具体的な5つのステップを詳しくお伝えします。
読み終わる頃には、一人で抱えていたモヤモヤが晴れ、次の一歩を踏み出す勇気が湧いてくるはずです。
セックスレス夫婦の離婚率、本当のところはどうなのか

パートナーとの夜の生活がなくなり、「私たち、このままで大丈夫なのかな…」と不安に思うこと、ありますよね。世間では「セックスレスは離婚の原因になる」とよく言われますが、実際のところはどうなのでしょうか。
ここでは、具体的なデータをもとに、セックスレスと離婚の現実的な関係について見ていきたいと思います。漠然とした不安の正体を知ることで、少しだけ冷静になれるかもしれません。
データで見る、セックスレスと離婚の意外な関係
まず、日本の夫婦がどれくらいセックスレスなのか、気になりますよね。日本性科学会が行った調査によると、なんと夫婦の約50%が「セックスレス」の状態にあると報告されています。
つまり、2組に1組の夫婦は、1ヶ月以上性的な交渉がないということ。これは、あなたが感じている悩みが、決して珍しいものではないことを示しています。
では、セックスレスの夫婦はみんな離婚してしまうのでしょうか?答えは「ノー」です。司法統計を見ると、離婚調停の申し立て理由として「性的不満」を挙げる人は全体の約10%〜15%程度。
もちろん、本当の理由を隠しているケースもあるでしょう。しかし、セックスレスだからといって、すべての夫婦が即離婚に行き着くわけではない、という事実は少し心を軽くしてくれませんか。
問題は、セックスレスという「状態」そのものよりも、それが夫婦の心にどんな影響を与えるかなのかもしれません。
セックスレスが心の距離を広げる3つの理由
セックスレスが直接の離婚原因になる割合は高くなくても、夫婦関係を悪化させる引き金になることは少なくありません。なぜなら、セックスレスは単なる身体的な問題ではなく、夫婦の心理的なつながりを揺るがすからです。
ここでは、その代表的な理由を3つ見ていきましょう。
心が離れる3要因
- 愛情を確認できない
- 自己肯定感が下がる
- 会話がなくなる
この3つの要因が絡み合うことで、夫婦の心は少しずつ離れていってしまいます。特に「拒絶された」と感じることで自己肯定感が下がり、相手とのコミュニケーションを避けるようになる悪循環は、多くの夫婦が陥りがちなパターンなんです。
一つ目の「愛情の確認」ですが、セックスは言葉以上に強い愛情表現の一つですよね。それがなくなることで、「本当に愛されているのかな?」という不安が生まれます。
二つ目の「自己肯定感の低下」は深刻です。「求められない自分には価値がない」と感じてしまい、自信を失ってしまう。
そして三つ目、この気まずさから、セックス以外の「会話」まで減ってしまうのです。こうして、二人の間にはどんどん深い溝ができてしまいます。
実はセックスレスだけじゃなかった。離婚に至る夫婦の共通点
カウンセリングの現場で多くのお話を聞いていると、離婚に至る夫婦には、セックスレス以外にも隠れた共通点があることに気づきます。セックスレスは、いわば夫婦関係の歪みを映し出す「鏡」のようなもの。
その背景には、もっと根深い問題が潜んでいることが多いのです。
例えば、「感謝の言葉がない」「相手への無関心」「金銭感覚のズレ」「子育て方針の違い」などです。日々の小さなすれ違いや不満が積み重なり、コミュニケーションが断絶する。
その結果として、セックスレスという現象が現れる。つまり、セックスレスを解消しようとするだけでは不十分で、その根本にある夫婦間のコミュニケーション不全や価値観のズレに目を向けなければ、本当の解決には至らないんですね。
もしあなたの夫婦関係にセックスレス以外の問題も感じているなら、それは関係全体を見直すサインなのかもしれません。
離婚を考え始めたら知っておきたい、法律のこと

関係修復を願う一方で、最悪のケースとして「離婚」という選択肢が頭をよぎることもあると思います。その時、感情的になって話を進めてしまうと、後で後悔することになりかねません。
いざという時に自分を守るためにも、少しだけ法律の知識を持っておくことは、心の安定剤にもなります。ここでは、セックスレスを理由に離婚する場合の法的なポイントを、わかりやすくお伝えしますね。
セックスレスは離婚理由になる?ならない?
「セックスレスを理由に、法的に離婚は認められるの?」これは、多くの方が抱く疑問だと思います。結論から言うと、「ケースバイケース」です。
日本の法律(民法)では、離婚が認められる原因が定められています。
法的な離婚原因
- 不貞行為
- 悪意の遺棄
- 3年以上の生死不明
- 回復しがたい精神病
- その他重大な事由
セックスレスは、この中の「その他婚姻を継続し難い重大な事由」に当たるかどうかが争点になります。これだけでは、少し分かりにくいですよね。
具体的に見ていきましょう。
離婚原因として認められやすいのは、一方が正当な理由なく性交渉を拒否し続けているケースや、セックスレスが原因で夫婦関係が完全に破綻していると判断される場合です。例えば、何度も話し合いを求めたのに無視されたり、家庭内別居状態が長く続いたりしている状況です。
一方で、仕事の疲れや病気、加齢といった理由がある場合や、夫婦双方に原因があると考えられる場合は、離婚原因として認められにくい傾向があります。大切なのは、セックスレスという事実だけでなく、それによって「夫婦関係が修復不可能なほど壊れてしまったか」という点なんです。
慰謝料について、請求できる場合と相場を知っておこう
もし離婚するとなった場合、慰謝料についても気になりますよね。セックスレスを理由とする離婚で慰謝料を請求できるのは、「相手に主な原因がある(有責性がある)」と認められた場合です。
ただ単にセックスレスであるというだけでは、慰謝料の請求は難しいのが実情です。
慰謝料が認められやすいのは、例えば、相手が不倫をしていて家庭での性交渉を拒んでいた場合や、正当な理由なく一方的に長期間拒否し続けた場合などです。このようなケースでは、相手の行為が原因で精神的苦痛を受けたと主張できます。
慰謝料の相場は、ケースバイケースですが、数十万円から300万円程度が一般的です。金額は、セックスレスの期間や原因、婚姻期間、精神的苦痛の度合いなどを考慮して決められます。
もし慰謝料を請求したいと考えるなら、相手に原因があることを示す証拠(メールや日記、話し合いの録音など)が重要になってきます。
話し合いの前に、準備しておきたいことリスト
離婚を切り出すにしても、関係修復を目指すにしても、パートナーと話し合う前には冷静な準備が必要です。感情的にぶつかるだけでは、話がこじれてしまうだけ。
自分の希望を明確にし、話し合いをスムーズに進めるために、以下の点を事前に確認・整理しておくことをおすすめします。
準備リスト
- 自分の気持ちの整理
- 離婚後の生活設計
- 財産分与の確認
- 親権や養育費
- 証拠の収集
これらの点を事前に考えておくことで、話し合いの場で感情的にならずに済みます。特に、離婚後の生活を具体的にシミュレーションしておくことは、冷静な判断を下す上で非常に大切です。
住む場所、仕事、お金のことなど、現実的な視点で考えてみましょう。
また、もし相手に有責性がある(不倫など)と考えている場合は、客観的な証拠を集めておくことも重要になります。ただし、違法な方法での証拠収集は逆効果になることもあるので注意が必要です。
まずは自分の考えを整理し、落ち着いて話し合いに臨む準備をすることが、後悔しないための第一歩です。
「離婚」の前に試したい、関係修復への5つのステップ

離婚という言葉が頭をよぎっても、心のどこかで「まだやり直せるかもしれない」「あの頃のように笑い合いたい」そんな風に思っていませんか?その気持ち、すごく大切にしてほしいんです。一度は愛し合って結ばれた二人だから、関係が冷え切ってしまうのは本当に悲しいですよね。
ここでは、離婚を決断する前に、もう一度だけ試してみてほしい、関係修復のための具体的な5つのステップをご紹介します。焦らず、一つずつ、できることからで大丈夫です。
ステップ1:自分の「辛い」気持ちの正体を探ってみる
まず一番最初にやるべきことは、パートナーをどうこうするのではなく、自分の心と向き合うことです。「セックスレスが辛い」と感じるけれど、その「辛さ」の正体は一体何なのでしょうか。
ノートとペンを用意して、誰にも見せないつもりで、自分の気持ちを正直に書き出してみませんか。
「女性(男性)として見られていないようで悲しい」「ただ寂しい」「拒絶されているようで惨めだ」「愛情が感じられなくて不安だ」「このまま老後を迎えるのが怖い」。言葉にしてみると、漠然としていた辛さの輪郭がはっきりしてきます。
自分の本当の気持ちに気づくことが、この先のステップに進むための土台になるんです。相手に何かを求める前に、まず自分が何を求めているのかを知ることが、すべての始まりです。
ステップ2:相手を責めずに本音を伝える話し合いの始め方
自分の気持ちが整理できたら、次はいよいよパートナーとの話し合いです。でも、これが一番難しいステップかもしれませんよね。
感情的になって相手を責めてしまったり、逆に言いたいことが言えなかったり…。ここでは、穏やかに話し合いを進めるためのコツをお伝えします。
話し合いのコツ
- 時間と場所を選ぶ
- 「私」を主語にする
この2つを意識するだけで、話し合いの雰囲気は大きく変わります。相手を追い詰める「尋問」ではなく、お互いの気持ちを理解し合うための「対話」を目指しましょう。
これから、それぞれのコツについて詳しく見ていきます。
感情的にならないための、時間と場所の選び方
大事な話をする時は、タイミングと環境がとても重要です。お互いに疲れている平日の夜や、子供がいて落ち着かない時間は避けましょう。
おすすめは、休日の午後、少し落ち着いたカフェや、二人がリラックスできるリビングなどです。時間制限を設けず、ゆっくり話せる環境を整えることが大切。
「ちょっと大事な話があるんだけど、次の週末30分だけ時間もらえるかな?」と、事前に相手に伝えておくのも良い方法です。心の準備ができていると、相手も話を聞く姿勢になりやすいですよ。
「あなた」ではなく「私」を主語にしてみる
話し合いで最も避けたいのは、相手を責めるような言い方です。「なんであなたはしてくれないの?」という「あなた(You)」を主語にしたメッセージは、相手を非難しているように聞こえ、心を閉ざさせてしまいます。
代わりに、「私(I)」を主語にした「アイメッセージ」で伝えてみてください。「(あなたがしてくれないから悲しいのではなく)私は、あなたに触れてもらえないと、とても寂しく感じるんだ」というように。
自分の「感情」を伝えることで、相手は責められたと感じにくく、あなたの気持ちを理解しようとしてくれる可能性が高まります。
ステップ3:二人の間に何があったのか、根本原因を探る旅
話し合いの準備が整ったら、二人でセックスレスになった根本的な原因を探っていきましょう。これは犯人探しのためのものではありません。
お互いを理解し、問題を共有するための共同作業です。どちらか一方だけが悪い、ということはほとんどありません。
何がきっかけで、いつから二人の間に距離ができてしまったのか、過去を振り返ってみましょう。
考えられる原因
- 仕事のストレス
- 出産・育児疲れ
- コミュニケーション不足
- 過去の喧嘩のしこり
- 加齢による変化
これらの原因が複雑に絡み合っていることも多いです。「あの時の言葉が傷ついた」「仕事でプレッシャーを感じて余裕がなかった」など、これまで言えなかった本音が出てくるかもしれません。
相手の話を遮らずに、まずは最後まで聞く姿勢が大切です。
このステップは、辛い過去と向き合う作業になるかもしれません。でも、この原因究明なくして、本当の関係改善はあり得ないのです。
お互いの痛みや苦しみを理解し合えた時、二人の絆は再び結ばれ始めるはずです。
ステップ4:プレッシャーにならないスキンシップの始め方
セックスレスの期間が長くなると、いざスキンシップを取ろうとしても、お互いにプレッシャーを感じてしまいますよね。「これをしたら、セックスまでしないといけないのでは…」という緊張感が、かえって二人を遠ざけてしまいます。
だからこそ、ゴールをセックスに設定しない、気軽なスキンシップから再開するのがおすすめです。
例えば、ソファでテレビを見ている時にそっと手をつないでみる。寝る前に「おやすみ」のハグをする。
「お疲れ様」と肩を揉んであげる。そんな小さな触れ合いから始めてみましょう。
大切なのは、セックスを期待しない、させないこと。「ただ、あなたに触れたいだけだよ」という気持ちが伝われば、相手の警戒心も少しずつ解けていくはずです。
肌が触れ合うことで、安心感や愛情を司る「オキシトシン」というホルモンが分泌されることも科学的に証明されています。言葉以上の癒やしが、そこにはあるんです。
ステップ5:恋人だった頃を思い出す、二人だけの時間の作り方
毎日「夫」「妻」「お父さん」「お母さん」という役割を演じていると、いつの間にか異性として相手を見ることを忘れてしまいがちです。そこで、意識的に「夫婦」や「親」という役割から離れて、「恋人」に戻る時間を作ってみませんか。
子供を親やベビーシッターに預けて、二人きりでディナーに出かける。昔よく行った思い出の場所にデートに行く。
共通の趣味を始めてみる。なんでも構いません。
大切なのは、「二人だけの時間」を共有し、一緒に笑ったり、楽しんだりすることです。そんな時間の中で、忘れていた相手の素敵なところを再発見したり、昔のようなときめきを感じたりすることができるかもしれません。
「夫」「妻」という鎧を脱いで、一人の男性、一人の女性として向き合う時間を持つことが、関係をリフレッシュさせる鍵になります。
後悔しない選択をするために、今考えておきたいこと
関係修復のためのステップを試しても、心が晴れないこともあるかもしれません。「離婚」か「修復」か、人生を左右する大きな決断を前に、誰もが悩み、立ち尽くしてしまいますよね。
どちらを選んでも、きっと簡単な道ではありません。だからこそ、最後に自分自身の心と深く向き合い、後悔のない選択をするために考えておきたいことがあります。
これは、誰かのためではなく、あなた自身の未来のための大切な時間です。
自分にとって「夫婦」とは何か、一度立ち止まって考えてみる
少しだけ、根本的な問いに立ち返ってみませんか。あなたにとって、「夫婦」とはどんな存在でしょうか。
経済的なパートナー?子育ての同志?人生の伴走者?それとも、安らぎを与えてくれる心の拠り所でしょうか。そこに正解はありません。
あなたが結婚生活に何を一番求めているのか、その価値観を再確認することが大切です。
もし、あなたが求めるものが「愛情に基づいた精神的なつながり」であり、それが今のパートナーとの間ではどうしても得られないと感じるなら、離婚も一つの選択肢になるかもしれません。一方で、「家族としての安定」や「困難を共に乗り越える同志」としての役割を重視するなら、修復の道を探る価値は十分にあります。
自分の「夫婦観」という軸を持つことで、目の前の問題に振り回されず、自分にとって最善の道が見えてくるはずです。
関係修復を選んだ未来、良いことと大変なこと
もし「修復」の道を選ぶなら、どんな未来が待っているでしょうか。メリットとデメリットを冷静に整理してみましょう。
感情的になっている時こそ、客観的な視点が必要です。
修復のメリット
- 経済的な安定
- 子供への影響が少ない
- 世間体を保てる
- 絆が深まる可能性
一度壊れかけた関係を乗り越えた夫婦は、以前よりも強い絆で結ばれることがあります。また、子供がいる場合、両親が揃っている環境を維持できるのは大きなメリットです。
経済的な安定も無視できません。
一方で、デメリットも存在します。関係修復には、双方の多大な努力と時間が必要です。
一度失った信頼を取り戻すのは簡単なことではありません。また、根本的な問題が解決しないまま表面だけ取り繕うと、同じ問題を繰り返してしまう可能性もあります。
この茨の道を歩む覚悟があるか、自分に問いかけてみてください。
離婚を選んだ未来、手に入るものと失うもの
次に、「離婚」を選んだ場合の未来についても考えてみましょう。離婚は決してゴールではなく、新しい生活のスタートです。
そこには、光と影の両方があります。
離婚のメリット
- 精神的ストレスからの解放
- 新しい人生のスタート
- 自由な時間とお金
- 新たな出会いの可能性
最大のメリットは、日々の悩みやストレスから解放されることでしょう。自分らしい人生を再スタートさせるチャンスでもあります。
我慢ばかりの毎日から抜け出し、新しい出会いに踏み出すこともできます。
しかし、失うものも大きいことを覚悟しなければなりません。経済的な不安は、特に女性にとって大きな問題です。
子供がいれば、片親で育てることへの負担や、子供の心のケアも必要になります。また、これまで築いてきた社会的なつながりや、親戚付き合いなどが変化することもあるでしょう。
「一人になる寂しさ」と向き合う強さも求められます。これらの現実を直視した上で、それでも前に進みたいと思えるかどうかが、決断の分かれ道になります。
一人で抱え込まないで。話を聞いてくれる場所がある
ここまで考えてきて、頭が混乱してしまったかもしれません。そんな時は、一人で抱え込まないでください。
あなたの気持ちを客観的に整理し、専門的な視点からアドバイスをくれる場所がたくさんあります。
夫婦関係の修復を目指すなら、夫婦カウンセラーやセックスレス専門のカウンセラーが力になってくれます。二人の間に入って、冷静な対話を促してくれます。
離婚を具体的に考えているなら、弁護士に相談することで法的な手続きや権利について明確なアドバイスがもらえます。また、各自治体には無料の法律相談や女性相談窓口も設置されています。
信頼できる友人に話を聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になることもあります。大切なのは、あなたが孤立しないことです。
誰かに話すことで、自分では気づかなかった視点が見つかったり、絡まった思考が整理されたりするものです。どうか、一人で悩み続けないでくださいね。
あなたの幸せを願っている人は、必ずいますから。
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