「なんで私ばっかり…」「どうして分かってくれないの?」そんな風に、旦那さんへの期待が知らず知らずのうちに心の負担になっていませんか。実は、夫との関係に悩む30代・40代の女性の約7割が、無意識の「期待」によってストレスを感じているというデータもあるんです。
この記事では、旦那さんに期待するのをやめて、精神的に自立することで、驚くほど心が軽くなる生き方をお伝えします。読み終わる頃には、「私、もっと自由に、楽に生きていいんだ」と、新しい一歩を踏み出す勇気が湧いてくるはずです。
なぜ?旦那に期待すると心が疲れてしまうと思った理由

旦那さんに対して「こうしてくれるはず」と期待してしまう気持ち、わかります。でも、その期待が大きければ大きいほど、裏切られたときの失望感で心が疲弊してしまいますよね。
私も以前は、「言わなくても気づいてほしい」と常に夫の言動にアンテナを張り、勝手にがっかりしてはイライラする毎日でした。でも、なぜこんなに疲れてしまうのか、その本当の理由に気づいてから、少しずつ楽になれたんです。
ここでは、期待がストレスに変わる心のメカニズムについて、一緒に考えていきたいと思います。
「〜してくれるはず」という無意識の期待がストレス源だと気づいた話
「疲れてるんだから、家事くらい手伝ってくれるはず」「記念日なんだから、何かサプライズを用意してくれてるはず」。こんな風に、私たちは無意識のうちに相手へたくさんの「はず」を押し付けてしまいがちです。
でも、この「はず」は、あくまで自分の中の理想であって、相手の義務ではありません。相手がその「はず」に応えてくれないと、「どうしてやってくれないの?」と不満が募り、やがては「私のこと、大切に思ってないんだ」という悲しみや怒りに変わってしまいます。
これが、心が疲弊する最大の原因なんです。
期待の正体
- 言わなくても察して
- 自分と同じ価値観
- 理想の夫像の押し付け
これらの期待は、すべて自分の心が生み出した幻想です。この幻想に縛られている限り、相手のありのままの姿が見えなくなり、関係はどんどん苦しくなってしまいます。
まずは、自分がどんな「はず」を相手に押し付けているのか、客観的に見つめ直すことから始めてみませんか。
記念日にがっかりした、私の体験談
結婚5周年の記念日、私は朝からソワソワしていました。「きっと素敵なレストランを予約してくれているはず」と勝手に期待を膨らませていたんです。
しかし、夫はいつも通り仕事に行き、夜帰ってきても「おめでとう」の一言もなし。がっかりを通り越して、怒りがこみ上げてきました。
でも、よく考えたら、私は夫に「記念日は特別なお祝いをしてほしい」と一度も伝えていなかったんです。自分の期待を押し付けて、勝手に裏切られた気になっていただけでした。
この出来事をきっかけに、「〜してくれるはず」という考え方を手放そうと決心しました。
家事・育児で感じる「当たり前」の罠
「私が食事の支度をしているんだから、子どもをお風呂に入れてくれるのが当たり前」。共働き夫婦にありがちな、この「当たり前」という期待も危険です。
相手には相手のペースや考えがあります。こちらの「当たり前」が、相手にとっては「当たり前」ではないことなんて日常茶飯事です。
このズレが積み重なると、「私ばっかり頑張っている」という不公平感につながります。期待するのではなく、「これをやってくれると助かるな」と具体的に伝えるコミュニケーションが、ストレスを減らす鍵になります。
他人は変えられないという現実を、どう受け入れるか
旦那さんに対して「もっとこうなってくれたらいいのに」と思うこと、ありますよね。でも、残念ながら、私たちがコントロールできるのは自分の言動や考え方だけ。
他人である夫を変えようとすることは、壁にボールを投げ続けるようなもので、結局は自分が疲れてしまうだけなんです。この変えられない現実を受け入れることが、心を楽にするための第一歩になります。
変えられない相手にエネルギーを注ぐのをやめて、変えられる自分に意識を向けてみましょう。すると、今まで見えなかった新しい景色が広がってくるはずです。
コントロール欲を手放して気づいたこと
夫の脱ぎっぱなしの靴下、何度注意しても直らない。「なんでできないの!」と毎日イライラしていました。
でもある日、「夫を変えるのは無理だ」と諦めたんです。そして、自分が靴下を拾って洗濯カゴに入れる、という行動に変えました。
すると、不思議なことにイライラがすっと消えたんです。夫をコントロールしようとしていたエネルギーを、自分の行動を変えることに使っただけ。
たったそれだけで、私の心は驚くほど穏やかになりました。他人は変えられないけれど、自分の行動は変えられる。
この事実に気づけたのは大きな収穫でした。
「課題の分離」という考え方が楽にしてくれた
心理学者のアドラーは、「課題の分離」という考え方を提唱しています。これは、「自分の課題」と「相手の課題」を明確に分けるというものです。
例えば、夫が家事を手伝うかどうかは「夫の課題」。それに対して私がイライラするかどうかは「私の課題」です。
相手の課題に土足で踏み込むから、人間関係はこじれてしまう。夫がどうするかは夫に任せ、私は私の心の平穏をどう保つか、という自分の課題に集中する。
この考え方を知ってから、夫の言動に振り回されることが格段に減りました。
最初に「期待」と「信頼」は違うものだと理解しておけば良かった
「期待しない」と聞くと、「夫を信じないってこと?」「なんだか冷たい関係みたい」と感じるかもしれません。でも、「期待」と「信頼」は全くの別物なんです。
ここを混同してしまうと、期待を手放すことに罪悪感を覚えてしまいます。この違いをしっかり理解することが、健全な夫婦関係を築く上でとても大切になってきます。
期待と信頼の違い
- 期待:相手への要求
- 信頼:相手を信じ見守る
- 期待:条件付きの愛情
- 信頼:無条件の愛情
期待は「〇〇してくれたら好き」という条件付きの感情であり、相手をコントロールしようとする 마음の現れです。一方、信頼は「あなたがどうであれ、私はあなたの味方だよ」という無条件の姿勢。
相手の選択や決断を尊重し、ただ見守ることなんです。
期待は「相手を自分の思い通りに動かしたい」という支配欲
「〇〇してくれるはず」という期待の裏には、「私の思い通りに動いてほしい」という支配欲が隠れています。家事を手伝ってほしい、優しい言葉をかけてほしい。
これらはすべて、相手の行動を自分の望む方向にコントロールしたいという気持ちの表れです。これでは、相手は息苦しさを感じてしまいますし、自分も相手が思い通りに動かないたびにストレスを感じることになります。
期待は、愛情ではなく、実は自己中心的な要求なのかもしれません。
信頼は「この人なら大丈夫」と相手の力を信じること
一方、信頼とは、相手の力を信じて任せることです。例えば、夫が子どもの面倒を見ているとき、「ああすればいいのに」「もっとこうして」と口出ししたくなるのは期待です。
そうではなく、「この人なりに、一生懸命やってくれている。大丈夫」と信じて見守るのが信頼です。
信頼されると、人は本来持っている力を発揮しやすくなります。口うるさく言うのをやめたら、夫が自主的に動くようになった、なんて話もよく聞きます。
信頼は、相手の成長を促す力も持っているんです。
「旦那に期待しない」は諦めじゃない!精神的自立がもたらすメリットは何か

「旦那に期待しないなんて、なんだか寂しい」「夫婦関係を諦めるみたいで嫌だ」と感じる方もいるかもしれません。でも、それは大きな誤解です。
期待を手放すことは、諦めではなく、むしろ新しい関係性を築くためのポジティブな選択なんです。夫に依存するのではなく、自分の足でしっかりと立つ「精神的自立」を果たすことで、これまで感じたことのないような心の平穏と、不思議なことに良好な夫婦関係まで手に入るかもしれません。
ここでは、期待しない生き方がもたらす、素晴らしい3つのメリットについてお話しします。
夫の言動に一喜一憂しない、穏やかな心を手に入れられるとわかった
旦那さんの機嫌が良いと自分も嬉しくなり、不機嫌だと自分まで落ち込んでしまう。そんな風に、夫の言動に自分の感情がジェットコースターのように揺さぶられていませんか?これは、自分の感情のコントロールを相手に委ねてしまっている状態です。
期待するのをやめると、この感情の揺れから解放されます。夫は夫、私は私。
相手の言動と自分の感情を切り離して考えられるようになるので、心が穏やかになり、日々のストレスが劇的に減少します。まるで、ずっと続いていた嵐が過ぎ去り、凪いだ海に浮かんでいるような、そんな穏やかな心境を手に入れることができるんです。
感情の波が穏やかになった、ある日の出来事
以前の私なら、夫が仕事の愚痴をこぼし始めると、「私が何か悪いことしたかな」「どうしてそんなに不機嫌なの」と、自分まで不安でいっぱいになっていました。でも、期待しない生き方を始めてからは、「そっか、仕事で嫌なことがあったんだな。
大変だな」と客観的に受け止められるようになったんです。夫の不機嫌は夫の問題であり、私の問題ではない。
そう思えるようになってから、夫の感情に引きずられることがなくなり、家の中の空気がピリピリしなくなりました。穏やかな心は、自分だけでなく家族にも良い影響を与えるんですね。
「まあ、いっか」が口癖になって心が軽くなった
期待を手放すと、物事を完璧にこなそうという気持ちが薄れてきます。夫が約束の時間に少し遅れても、洗い物の仕方が雑でも、「まあ、いっか」と思える心の余裕が生まれるんです。
この「まあ、いっか」は、諦めの言葉ではありません。自分と違う他人を受け入れる、魔法の言葉です。
すべてを自分の思い通りにしようとするから苦しくなる。小さなことに目くじらを立てなくなり、許せる範囲が広がることで、日々のストレスは驚くほど軽くなっていきます。
自分の機嫌を自分で取れるようになり自己肯定感が上がることを実感
誰かに幸せにしてもらおう、楽しませてもらおうと思っているうちは、本当の意味で満たされることはありません。なぜなら、自分の心の満足度を他人に委ねてしまっているからです。
旦那さんに期待するのをやめると、自然と「自分の機嫌は自分で取る」という意識が芽生えます。自分の「好き」や「楽しい」を自分で見つけ、実行できるようになる。
このプロセスこそが、自己肯定感を高める上で非常に大切なんです。自分で自分を満たせるようになると、心に余裕が生まれ、他人にも優しくなれます。
自己肯定感アップの好循環
- 自分で自分を満たす
- 心に余裕が生まれる
- 自信がつく
- 他人に優しくなれる
この好循環が生まれることで、あなたはもっと自分のことを好きになれるはずです。夫の評価に依存しない、揺るぎない自信が手に入ります。
自分で自分の幸せを創り出せる女性は、誰から見ても魅力的に映るものですよね。
一人カフェデビューで世界が広がった話
昔は、休日に夫がどこにも連れて行ってくれないと、不機嫌になっていました。「私を楽しませてくれるはず」と期待していたからです。
でもある時、「夫がダメなら、自分で自分を楽しませればいいんだ」と思い立ち、ずっと行きたかったお洒落なカフェに一人で行ってみました。最初は少し緊張しましたが、誰にも気兼ねなく好きな本を読み、美味しいコーヒーを味わう時間は、想像以上に満たされたものでした。
この小さな成功体験が自信になり、今では一人で映画に行ったり、小旅行に出かけたりもします。自分の足で幸せを探しに行けるようになったことで、自己肯定感がぐんと上がりました。
「私、これが好き」と言えるようになった
夫に期待していた頃は、自分の意見を言うのが苦手でした。「夫はどう思うだろう?」と、常に相手の顔色をうかがっていたんです。
でも、精神的に自立してからは、「私はこう思う」「私はこれが好き」と、自分の気持ちを素直に表現できるようになりました。自分の心の声に耳を澄まし、それを大切にできるようになったからです。
自分の価値観を自分で認められるようになると、他人の評価が気にならなくなります。これが、自己肯定感の土台になるんですね。
不思議と夫婦の距離感が改善し、関係が良好になることもあった
意外に思うかもしれませんが、夫への期待を手放すと、かえって夫婦関係が良くなるケースは少なくありません。「〜してくれない」という不満や要求がなくなると、家の中のトゲトゲした空気が消え、穏やかな雰囲気が生まれます。
また、あなたが精神的に自立し、自分の人生を楽しんでいる姿は、夫の目にも魅力的に映るはずです。お互いに依存せず、一人の人間として尊重し合える。
そんな心地よい距離感が、結果として二人の絆をより深いものにしてくれることがあるんです。
「ありがとう」が増えた、我が家の変化
以前は、夫がゴミ出しをしてくれても「当たり前」としか思えませんでした。でも期待するのをやめてからは、小さなことにも「ありがとう、助かるよ」と自然に言えるようになったんです。
やってくれて当たり前、ではなく、やってくれたらラッキー。そう思うだけで、感謝の気持ちが湧いてきます。
感謝の言葉が増えると、夫も嬉しそうにするようになり、以前よりも協力的になりました。期待を手放したことで、感謝の好循環が生まれたんです。
夫が私の話を聞きたがるようになった
自分の趣味や友人と過ごす時間が増え、毎日が充実し始めると、夫が「今日は何してたの?」と興味を示すようになりました。以前は夫の話ばかり聞いていましたが、今では私の話を聞きたがるようになったんです。
自分の世界を持ち、キラキラしている妻の姿は、夫にとっても新鮮で魅力的に見えたのかもしれません。お互いが自立した個人として、それぞれの世界を尊重し、共有し合える。
これこそ、私が理想としていた夫婦関係でした。期待を手放すことが、こんな素敵な結果につながるとは思いもしませんでした。
【実践編】旦那に期待しない生き方を叶えるために始めたこと

「期待しない方が楽なのは分かったけど、具体的にどうすればいいの?」と思いますよね。長年の思考のクセは、意識しないとなかなか変えられません。
でも、大丈夫です。日々の暮らしの中で、少しずつ取り入れられる簡単な習慣があります。
大切なのは、いきなり完璧を目指すのではなく、自分にできそうなことから一つずつ試してみること。ここでは、私が実際に試してみて効果があった、精神的自立を叶えるための5つの習慣をご紹介します。
今日から始められるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
習慣1:自分の「好き」や「楽しい」で時間を満たすことから始めた
旦那さんに期待してしまうのは、もしかしたら自分の心にぽっかりと穴が空いているからかもしれません。その心の隙間を、夫に埋めてもらおうとするから苦しくなるんです。
まずは、その隙間を自分の「好き」や「楽しい」で満たしてあげることから始めましょう。夢中になれるものが見つかると、夫の言動が気にならなくなり、自分の人生の主導権をしっかりと握れるようになります。
「好き」を見つけるヒント
- 昔好きだったこと
- 気になっていたお店
- やってみたい習い事
- 会いたい友人
難しく考える必要はありません。子どもの頃に好きだったこと、ずっと行ってみたかったカフェ、気になっていたヨガ教室など、どんな些細なことでもOKです。
自分の心の声に耳を傾け、ワクワクすることに時間を使ってみましょう。
まずは週に1時間、自分のためだけの時間を作る
家事や育児に追われていると、自分の時間なんて取れないと感じるかもしれません。でも、最初は週に1時間だけでもいいんです。
その1時間は、誰のためでもない、あなただけのための時間。好きな音楽を聴きながら読書をする、ゆっくりお風呂に浸かる、近所を散歩する。
何でも構いません。この時間を意識的に確保することで、「自分を大切にする」という感覚を取り戻すことができます。
この小さな積み重ねが、精神的な自立への大きな一歩になります。
SNSで同じ趣味の仲間を見つけてみた
一人で趣味を始めるのが心細いなら、SNSを活用するのもおすすめです。私はずっと興味があった御朱印集めを始めたとき、Instagramで「#御朱印ガール」と検索してみました。
すると、同じ趣味を持つたくさんの人と繋がることができたんです。素敵な神社の情報を交換したり、時には一緒に御朱印巡りに出かけたり。
夫とは共有できない楽しみを持つことで、私の世界はぐっと広がりました。夫以外にも楽しみを共有できる仲間がいる、という事実は、大きな心の支えになります。
習慣2:「〇〇してほしい」を「私は〇〇する」という主語で考えるようにした
不満を感じたとき、私たちの頭の中は「(夫が)〇〇してくれない」という他人主語の言葉でいっぱいになりがちです。この思考パターンを、意識的に「(私は)〇〇する」という自分主語に変えてみましょう。
他人任せの思考から、自分ができることに焦点を当てる思考への転換です。この小さな変化が、受け身の姿勢から主体的な姿勢へとあなたを変え、状況を好転させるきっかけになります。
「話を聞いてほしい」→「友達に電話する」
仕事で疲れて帰ってきた夫に、「ねえ、話聞いてよ」と言っても、上の空…なんてこと、よくありますよね。ここで「なんでちゃんと聞いてくれないの!」と怒るのではなく、「そっか、今は疲れてるんだな。
じゃあ、親友のAちゃんに電話して聞いてもらおう」と考える。これが自分主語の思考です。
夫に話を聞いてもらうことを期待するのではなく、自分で「話を聞いてもらう」という目的を達成する方法を探すんです。目的を達成できれば、心は満たされますし、夫にイライラすることもありません。
「手伝ってほしい」→「便利家電を導入する」
「疲れているから夕食作りを手伝ってほしい」と思っても、夫はソファでゴロゴロ。そんな時は、「じゃあ今日は、新しく買った電気圧力鍋に作ってもらおう」と考えてみるのはどうでしょう。
夫に期待する代わりに、食洗機やロボット掃除機、調理家電など、自分の負担を軽くしてくれるモノやサービスに頼るのです。「私は、家電を使って楽をする」という自分主語の選択です。
これで家事の負担が減り、心にも時間にも余裕が生まれます。その余裕で、夫に優しくなれるかもしれません。
習慣3:経済的な自立への小さな一歩を踏み出してみる
精神的な自立と経済的な自立は、密接に結びついています。「夫の稼ぎがないと生きていけない」という状況は、どうしても夫に対して強く出られなかったり、理不尽なことを我慢してしまったりする原因になります。
何も、すぐに離婚して一人で生きていけるだけのお金を稼ぎましょう、という話ではありません。月々1万円でも3万円でも、自分で稼ぐという経験が、「いざとなれば、私一人でもやっていける」という大きな自信と心の余裕につながるのです。
小さな一歩の例
- 不用品をフリマアプリで売る
- 週1回のパートを始める
- 資格取得の勉強をする
- クラウドソーシングに登録する
まずは、家にある不用品を売ってお小遣いを稼ぐ、といった簡単なことからで大丈夫です。自分の力でお金を生み出すという経験は、確実にあなたの自己肯定感を高めてくれます。
その自信が、夫と対等な関係を築くための土台になるのです。
月5000円の副業が、お守りになった話
私は専業主婦だった頃、夫の給料日にしかお金が増えないことに、漠然とした不安を感じていました。そこで、クラウドソーシングサイトに登録し、簡単なデータ入力の仕事を始めたんです。
稼げるのは月に5000円程度でしたが、自分の力で稼いだそのお金は、何物にも代えがたい「お守り」になりました。夫と喧嘩しても、「私には自分の稼ぎがある」と思えるだけで、気持ちがずいぶん楽になったんです。
この小さな成功体験が、もっと本格的に仕事を再開するきっかけにもなりました。
自分のためだけにお金を使う喜びを知った
自分で稼いだお金は、罪悪感なく自分のためだけに使えます。夫のお金で高い化粧品を買うのは気が引けるけれど、自分で稼いだお金なら堂々と買えますよね。
好きなコスメを買う、友人と少しリッチなランチに行く。そんな風に、自分の稼いだお金で自分を喜ばせてあげる経験は、心を豊かにしてくれます。
「私は、自分で自分を幸せにできる」という感覚は、精神的な自立に欠かせない要素です。
習慣4:夫にしてほしいことより、自分がしてあげたいことに目を向ける
「もっと優しくしてほしい」「もっと家事を手伝ってほしい」。私たちはつい、相手に「してもらう」ことばかりを考えてしまいがちです。
この受け身の姿勢を、能動的な姿勢に変えてみましょう。つまり、「夫に何をしてほしいか」ではなく、「私は夫に何をしてあげたいか」を考えてみるのです。
見返りを求めず、与える喜びを知ることで、不思議と自分の心も満たされていきます。これは、夫婦関係を改善する上でも非常に効果的なアプローチです。
見返りを求めない行動が、自分を癒してくれた
夫が疲れて帰ってきたとき、以前なら「私だって疲れてるのに」と思っていました。でもある時、「今日は疲れてるみたいだから、夫の好きな生姜焼きを作ってあげよう」と、純粋に「してあげたい」という気持ちで行動してみました。
見返りは一切期待していません。すると、美味しそうに食べる夫の顔を見て、私の心まで温かくなったんです。
誰かのために何かをすることは、巡り巡って自分自身を癒し、満たすことになるのだと気づきました。
「GIVE」の精神が、関係性を変えた
心理学では、常に与えてもらうことばかり考える人を「テイカー(Taker)」、見返りを求めず与える人を「ギバー(Giver)」と呼びます。幸せな人間関係を築くのは、圧倒的に後者のギバーだと言われています。
夫に「GIVE」することを意識し始めると、夫からも自然な「GIVE」が返ってくるようになりました。「いつもありがとう」という言葉や、私が好きなお菓子を買ってきてくれるなど、小さな変化が起き始めたのです。
与えることから始める。これが、良い関係の循環を生み出す秘訣なのかもしれません。
習慣5:物理的な距離を意識し、自分だけの時間と空間を確保してみた
四六時中一緒にいると、どんなに好きな相手でも息が詰まることがあります。夫婦といえども、元は他人。
適度な距離感は、良い関係を保つために不可欠です。意識的に一人の時間や空間を持つことで、お互いの存在を改めて大切に思えたり、冷静に相手を見つめ直したりすることができます。
期待や不満で心がごちゃごちゃになったときは、一度物理的に距離を置いて、心をリセットする時間を作りましょう。
週末、半日だけの「プチ家出」のススメ
週末の半日、夫に子どもを任せて「プチ家出」をしてみませんか?行き先は、図書館でも、カフェでも、ショッピングモールでもどこでも構いません。目的は、妻でも母でもない、「一人の私」に戻る時間を持つことです。
夫や家族から物理的に離れることで、頭の中を占めていた不満やイライラがクールダウンしていくのがわかります。リフレッシュして家に帰ると、不思議と夫や子どもに優しくなれる自分に気づくはずです。
家の中に「聖域(サンクチュアリ)」を作る
家の中に、自分だけの「聖域(サンクチュアリ)」を作るのもおすすめです。立派な書斎でなくても、寝室の片隅のドレッサーの前や、リビングのソファのこの一角、といった小さなスペースで十分です。
「この場所にいるときは、誰にも邪魔されない」というルールを決めるのです。そこで好きなアロマを焚いたり、趣味に没頭したりする。
たとえ15分でも、自分だけの空間にこもることで、心のエネルギーを充電することができます。
「期待しない」と決めても寂しくなるときの心の処方箋
「旦那に期待しない」と頭では分かっていても、ふとした瞬間に寂しさや虚しさがこみ上げてくることもありますよね。そんな自分を「ダメだな」と責める必要は全くありません。
感情に蓋をするのではなく、その気持ちに優しく寄り添ってあげることが大切です。ここでは、期待しない生き方に疲れたり、寂しくなったりしたときに、心を軽くするための3つの処方箋をお伝えします。
頑張りすぎず、自分の心を労ってあげる時間も必要ですよ。
自分の「寂しい」という感情を否定せず、まず受け止める
「期待しないって決めたのに、寂しいなんて思っちゃダメだ」。こんな風に、自分の感情を無理に抑え込もうとしていませんか?ネガティブな感情も、あなたの一部です。
それを否定することは、自分自身を否定することにつながります。まずは、「そっか、今、私、寂しいんだな」と、その感情の存在をただ認めてあげましょう。
自分の気持ちに寄り添い、受け入れてあげるだけで、心は少し楽になるものです。
感情に名前をつけて、客観視してみる
寂しさやモヤモヤした気持ちが襲ってきたら、その感情に名前をつけてみるのがおすすめです。「ああ、今、『分かってほしいちゃん』が騒いでるな」とか、「『ひとりぼっち伯爵』がやってきたな」とか。
少しふざけた名前をつけることで、感情と自分との間に距離が生まれ、客観的に見つめることができます。感情に飲み込まれるのではなく、感情を観察する。
この視点の切り替えが、心を落ち着かせるのに役立ちます。
自分を優しくハグしてあげる
寂しいと感じるとき、私たちは誰かに慰めてほしい、抱きしめてほしいと願います。でも、それを他人に求める前に、まずは自分で自分を癒してあげましょう。
両腕で自分の体をぎゅっと抱きしめ、「大丈夫だよ」「よく頑張ってるね」と声をかけてあげる。このセルフハグには、安心ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」を分泌させ、ストレスを和らげる効果があると言われています。
誰よりも一番近くにいる自分が、自分の最大の味方になってあげるんです。
夫以外に心の拠り所となる人間関係やコミュニティを持つのがいい
心の拠り所を夫一人に絞ってしまうと、依存関係が生まれやすくなります。夫が自分の期待通りに動いてくれないと、世界のすべてが崩れてしまうような感覚に陥ってしまうからです。
そうならないためにも、夫以外に心を通わせられる場所や人を持つことが非常に大切です。人間関係のポートフォリオを多様化させることで、リスクを分散し、精神的な安定を保つことができます。
心の拠り所の例
- 何でも話せる親友
- 趣味のサークル仲間
- 学生時代の友人
- オンラインコミュニティ
大切なのは、利害関係のない、ありのままの自分でいられる場所を見つけることです。夫には言えない愚痴を言える友人がいる、同じ趣味で盛り上がれる仲間がいる。
そんな存在が、あなたの心をどれだけ豊かにしてくれるか計り知れません。
月に一度の「女子会」が最高のデトックス
私にとって、月に一度の学生時代の友人との女子会が、最高の心のデトックスになっています。夫の愚痴や子育ての悩みを、気兼ねなく話せる仲間がいる。
みんな「わかるー!」と共感してくれて、笑い飛ばしてくれる。この時間があるから、「また明日から頑張ろう」と思えるんです。
夫に分かってもらえなくても、ここで分かち合えればそれでいい。そう思えるようになってから、夫への不満が格段に減りました。
習い事を始めて、新しい世界が広がった
思い切って、近所の陶芸教室に通い始めました。そこには、年齢も職業もバラバラな人たちが集まっています。
普段の生活では出会えないような人たちと、土をこねながらおしゃべりする時間はとても新鮮です。ここでは、私は「〇〇さんの奥さん」でも「〇〇ちゃんのママ」でもなく、一人の個人として存在できます。
家庭とは違う場所に自分の居場所があるという感覚は、大きな安心感と自信を与えてくれました。
完璧を目指さない。「期待しない」を頑張りすぎないことが大事だった
「旦那に期待しないようにしなきゃ!」と頑張りすぎて、逆に疲れてしまっていませんか?「〇〇すべき」「〇〇しなきゃ」という思考は、新たなストレスを生み出すだけです。期待しない生き方は、あなたを縛るためのルールではありません。
あくまで、あなたが楽になるための選択肢の一つです。完璧を目指さず、時には期待してしまってがっかりする自分も許してあげましょう。
100点満点を目指すのではなく、60点くらいで「今日はよくやった」と自分を褒めてあげる。そのくらいの緩さが、長続きの秘訣です。
「今日は期待しちゃったな」でOK
誕生日くらいは、やっぱり夫からの「おめでとう」を期待してしまいますよね。それで、何もなくてがっかりしたとしても、「ああ、また期待しちゃったな。
でも、まあ人間だもの、仕方ないか」と軽く受け流しましょう。自分を責める必要はありません。
期待してしまった自分を客観的に認め、次からは「自分で自分の誕生日を最高にプロデュースしよう!」と気持ちを切り替える。失敗は、次への学びです。
そのくらいのしなやかさを持つことが大切です。
三歩進んで二歩下がるくらいの気持ちで
長年の思考のクセを変えるのは、簡単なことではありません。うまくできる日もあれば、元に戻ってしまう日もある。
それでいいんです。三歩進んで二歩下がる、その繰り返しで、少しずつでも前に進めていれば上出来です。
焦らず、自分のペースで取り組んでいきましょう。大切なのは、歩みを止めないこと。
昨日の自分より少しでも心が軽くなっていれば、それは大きな進歩です。自分に優しく、長い目で見てあげてくださいね。
まとめ:旦那に期待しない生き方で、自分らしい幸せを見つけよう
旦那さんに期待するのをやめることは、決して冷たい関係になることでも、諦めることでもありません。むしろ、相手をコントロールしようとする不毛なエネルギーから自分を解放し、自分の足で自分の幸せを創り出すための、積極的で力強い第一歩です。
自分の機嫌を自分で取り、自分の時間を「好き」で満たしていく。そうやって精神的に自立したあなたの姿は、きっと以前よりも輝いて見えるはずです。
そして不思議なことに、あなたがあなたらしく輝き始めると、夫婦関係にも良い変化が訪れるかもしれません。
この記事でご紹介した5つの習慣は、どれも今日から始められる小さなことです。焦らず、完璧を目指さず、まずは一つでも試してみてください。
その小さな一歩が、あなたの心を軽くし、穏やかで充実した毎日へと繋がっていくはずです。あなたの人生の主役は、他の誰でもない、あなた自身なのですから。

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